ぱにぽにだっしゅ! 第五話



2話から5話の間に何があった!?>南条×犬神


2話の時点では、原作の行間を埋めようとするアニメ版を象徴するかのような
「いがみ合う二人の馴れ初め」の描写をしていたのに、今回はもはや
「結婚して暫くして落ち着いた関係を保っている夫婦」の様にしか見えない。
この事は筆者としては非常に萌え、大満足だったのだが
同時に考察のネタになることにも気づいたのである。


行間の補完を徹底していたこのアニメが、
恐らく初めて、あからさまに行間で変化があったことを描写したのが
今回の犬神と南条のラブラブ描写である。
この二人は、明らかに2話と5話の時間軸の間に
何らかのフラグが立っていなければ不自然である。
5話での馴れ合いっぷりは、原作3巻の手品の話どころか
ターニング・ポイントであるはずの4巻における鍋の話すら
通過している可能性があるのだ。
そういえば今回は2話に続くホラーオチだったが、
そこでも行間を匂わせる描写が為されていた。
これらは好意的に解釈すれば、スタッフが段々こなれて行って
後々には原作の雰囲気を完全に再現するような回が出てくるであろう事を
期待させるのではないだろうか。